法人のカーリース審査に落ちた時の対処法!審査を通す5つのコツ
「社用車を導入するために法人カーリースを申し込んだけど、審査に落ちてしまった…」
「新設法人だから審査が厳しいとは聞いていたけれど、これからどうすればいいのだろう?」
初期費用を抑えて毎月定額で車を持てる法人カーリースは、企業の資金繰り(キャッシュフロー)を安定させるための強力な味方です。それだけに、審査に落ちてしまったときのショックや焦りは大きいものですよね。
「もうカーリースで車を導入することはできないのか…」と諦める必要はありません。
法人カーリースの審査に落ちたのには必ず理由があり、適切な対処法を講じることで、再チャレンジでの審査通過は十分に可能です。
本記事では、法人カーリースの審査に落ちてしまう主な原因を徹底分析し、再び審査に挑む際にクリアするための「5つのコツ」と、どうしても通らないときの代替案をわかりやすく解説します。
1. なぜ落ちた?法人カーリースの審査で見られる「4つの基準」
カーリース会社(信販会社)は、審査落ちの具体的な理由を教えてくれません。そのため、まずは「何が原因で落ちてしまったのか」を予測することが、最初の一歩になります。
法人カーリースの審査では、主に以下の4つの基準がチェックされています。
1-1. 設立年数と営業実績
多くのカーリース会社において、一つの目安となるのが「設立3年以上」です。 設立から3年が経過し、事業が軌道に乗っているかどうかが信頼のベースになります。起業したばかりの新設法人や、個人事業主から法人化(法人成り)した直後の場合は、営業実績が不十分とみなされ、審査に落ちる原因になりやすいです。
1-2. 企業の財務状況(赤字・債務超過など)
最も重視されるのが、企業の「支払い能力」です。 具体的には、直近の決算書(または確定申告書)における売上高、営業利益(黒字かどうか)、自己資本比率(債務超過になっていないか)などがチェックされます。
- 赤字決算が複数期続いている
- 債務超過(資産よりも負債の方が多い状態)に陥っている
- 税金の滞納がある
これらに該当する場合、「毎月のリース料を滞りなく支払うのが難しい」と判断される可能性が高まります。
1-3. 代表者個人の信用情報
法人契約であっても、中小企業や新設法人の場合、「代表者個人」の信用情報が極めて重視されます。 法人が実質的に代表者と一体であるとみなされるためです。 代表者個人に以下のような「信用情報のキズ(いわゆるブラックリスト)」がある場合、法人の審査にも大きくマイナスに響きます。
- 過去にクレジットカードやローンの支払いを延滞した
- 自己破産や債務整理の履歴がある(5〜10年以内)
- スマホの分割払いや奨学金の返済を滞納している
1-4. リース希望額(車種・台数)と企業規模のバランス
会社の年間売上に対して、リースしようとしている車両の総額(または毎月の支払額)が大きすぎる場合も審査落ちの原因になります。 たとえば、年商500万円の会社が、月額10万円以上の高級外車をリースしようとすると、「身の丈に合っていない(支払いが滞るリスクが高い)」と判断されてしまいます。
2. 法人カーリースの審査に落ちた直後に「やってはいけないNG行動」
審査に落ちて焦る気持ちは分かりますが、すぐに次の行動を起こす前に、以下のNG行動を避けるようにしてください。
⚠️ 焦って他社に「手当たり次第」申し込むのはNG! 審査に落ちた直後、別のカーリース会社に何社も連続で申し込むのは絶対にやめましょう。 リース審査の申し込み履歴は、信用情報機関に**「約6ヶ月間」記録されます。短期間に何件も申し込みがあると、審査会社から「資金繰りに相当困っているのではないか」と警戒され、さらに審査に通りにくくなる「申し込みブラック」**の状態に陥ってしまいます。
まずは冷静に、次の章で紹介する「対策」を練ってから再チャレンジをしましょう。
3. 再チャレンジで審査を通すための「5つのコツ」
法人カーリースの審査に一度落ちてしまっても、原因に合わせた対策をすれば次の審査で通過する確率は格段にアップします。具体的な5つのコツを紹介します。
コツ1:信頼できる「連帯保証人」を立てる
新設法人や、決算書が赤字である場合は、審査会社から「連帯保証人をつけてください」と打診されるケースが多いです。あらかじめ、信用力の高い連帯保証人を用意しておくことで、審査のハードルは劇的に下がります。
- 代表者個人が連帯保証人になる(※中小企業ではこれが一般的です)
- 代表者個人の信用情報に不安がある場合は、「十分な収入や資産を持つ第三者(親族や共同経営者など)」を連帯保証人にする
企業の信用を、個人の信用で補完するのが最も効果的な対策です。
コツ2:頭金を支払う、または保証金を用意する
カーリースは「頭金ゼロ」が大きなメリットですが、あえて「頭金(初期費用)」を支払う意思を示す、あるいはリース会社に一定の保証金を預けることで、全体のリース審査額(元金)を下げる方法です。
審査額が下がる仕組み 300万円の車をフルリースする場合、審査対象は300万円ですが、頭金を50万円支払えば、審査対象は250万円に下がります。これにより、審査会社側のリスクが減り、通過しやすくなります。
コツ3:車種のグレードを下げる、または「中古車リース」にする
リースする総額を物理的に下げることで、審査のハードルを下げます。
- 新車のミニバンから、実用的な軽バンやコンパクトカーに変更する
- グレードをワンランク下げる
- 「中古車カーリース」を選択する
特に中古車カーリースは、新車に比べて車両本体価格が安くなるため、月々の支払い負担も審査の難易度もグッと下がります。「まずは動く車を確保する」という目的であれば、中古車は非常に有効な選択肢です。
コツ4:確定申告・決算書が「黒字」のタイミングまで待つ
もし業績の一時的な悪化が原因であると分かっている場合、「次の決算(確定申告)で黒字化させてから申し込む」のが王道です。 また、設立直後であれば、まずは1期目、2期目を無事に終えて決算書を「2期分」提示できるようになるだけで、リース会社からの信頼性は見違えるほど高くなります。
コツ5:審査基準が異なる「独自のカーリース会社」を選ぶ
大手のカーリース会社は、信販会社(オリコ、ジャックス、セディナなど)を通じて厳格な審査を行っています。 一方で、信販会社を通さずに「自社独自の基準で審査(自社審査)」を行っている独立系カーリース会社や、中小規模のリース会社も存在します。 これらの会社は、過去の信用情報よりも「現在の支払い能力(現在の事業の稼働状況や今後の見通し)」を重視して判断してくれるため、大手で落ちた法人でも審査に通る可能性が十分にあります。
弊社は多数のリース会社と提携しており、見合ったリース会社への審査を行っております。
4. どうしても審査に通らない場合の「3つの代替案」


あらゆる対策を講じてもカーリースの審査に通らない、あるいは決算を待っている時間がないという場合は、以下の代替案を検討してください。業務に必要な「車」を確保することを最優先に考えましょう。
代替案A:レンタカーや「短期カーリース」の活用
一般的なカーリースは3年〜9年といった長期契約ですが、1ヶ月単位から借りられる「短期カーリース」や、マンスリーレンタカーを利用する方法です。 これらは通常のリースに比べて審査が非常に緩やか(または不要)なケースが多く、当面のビジネスを回すための移動手段として最適です。コストは割高になりますが、全額経費で落とせるメリットはそのまま維持できます。
代替案B:格安の中古車を現金(一括)で購入する
リースのメリットである「初期費用ゼロ」は諦めることになりますが、数十万円程度で買える格安の中古車を現金一括で購入する方法です。 現金購入であれば、当然ながら審査は一切ありません。資金に余裕がない場合でも、業務に最低限必要なスペックの軽自動車などであれば、手元資金の範囲内で収まることも多いはずです。
代替案C:代表者個人が契約し、社用車として「経費精算」する
法人の信用度が低くても、代表者個人の信用情報がクリーンであれば、代表者が「個人」としてカーリースを契約し、それを会社の業務で使用するという方法です。 個人で契約したリース料金を、会社が「車両使用料」などの名目で代表者個人に支払い、経費として処理します。※この方法を採用する場合は、税務上のトラブルを防ぐため、事前に顧問税理士へ相談することをおすすめします。
5. まとめ
法人カーリースの審査に落ちてしまったからといって、社用車の導入を諦める必要はありません。
まずは、「新設だからか」「決算が赤字だったからか」「代表者の信用情報に問題があるのか」といった原因を正しく推測しましょう。その上で、以下の対策を実践してみてください。
- 連帯保証人を立てる
- 頭金を入れて審査額を下げる
- 車種を中古車や軽自動車に変更する
ビジネスのスタートダッシュや規模拡大において、車は欠かせないツールです。企業の今の状況に最も適した方法を選び、賢く社用車を確保してくださいね
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監修者情報
株式会社LIRIZE 代表取締役 岩岡 優
カーリースのご相談からご契約、納車後のフォローまで責任をもってご担当させていただきます。
(相談実績300件以上、業界歴20年)
